中国:預金金利の上限規制を一部撤廃、金利自由化へ前進

2015年8月26日 10:18

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:18JST 中国:預金金利の上限規制を一部撤廃、金利自由化へ前進
中国人民銀行(中央銀行)は25日、政策金利の引き下げにあわせて、銀行の預金金利に対する上限規制を一部撤廃する方針を明らかにした。26日付で実施する。期間1年を上回る定期預金が対象。1年以下の定期預金や普通預金の金利は、引き続き「基準金利の1.5倍」を上限とする。
貸出金利の下限規制はすでに廃止済み。このため、期間1年を上回る定期預金については、金利が完全に自由化された。
人民銀はこの日、追加の金融緩和を発表。銀行の貸出・預金基準金利を0.25%、預金準備率を0.5%引き下げる方針だ。利下げは26日、預金準備率の引き下げは9月6日付で実施する。利下げは昨年11月以降で5回目、すべての銀行を対象とした預金準備率の引き下げは今年3回目。政策金利と預金準備率の同時引き下げは、6月28日以来、2カ月ぶりとなった。

【亜州IR】《ZN》

関連記事