Project Ara、試験的な市場投入延期の原因は?

2015年8月22日 18:07

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記事提供元:スラド

試験的な市場投入の延期を先日発表したProject Araだが、公式Twitterアカウントが19日に落下試験での問題発生を示唆するツイートをしたため、落とすとバラバラになるのではないかなどと話題になった。しかし、その後のツイートで落下試験の話は冗談だと述べ、問題の発生を否定している(The Vergeの記事[1][2])。

Project Araでは「Endo(Endoskeleton)」と呼ばれるフレームに、モジュール固定用の永電磁磁石が内蔵されている。最初のツイートは永電磁磁石の使用を断念したと思わせるもので、落下試験での問題発生を伺わせるハッシュタグ「#FailedTheDropTest」が付けられていた。また、同日投稿された別のツイートでは、Project Araの特徴であるモジュールの取り付け/取り外しをテストしているとも述べている。

ところが20日になって、バッテリー持続時間の改善カメラの改善を進めているというツイートに続き、「#FailedTheDropTest」は冗談だとするツイートが投稿された。18日にはより多くのモジュールを搭載できるようにコア機能をグループ化したともツイートしており、大幅な改善を目指して試験的な市場投入を延期した可能性もあるが、延期理由は結局はっきりしないままになっている。なお、新たに設定される試験的な市場投入計画は2016年となり、米国内でいくつかの場所を検討しているとのことだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | 携帯電話 | ハードウェアハック | idle | Android | モバイル | ハードウェア | スラッシュバック | 変なモノ | バグ

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