米黒人青年射殺事件から1年、警察の訓練の実情は?

2015年8月20日 07:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米国で発生した、黒人青年が白人警察官によって射殺された事件から1年が経過した。警察は事件が再発しないように、警官のトレーニング方法の変更を行う必要があると指摘されている。にも関わらずなかなか改善は進まないようだ。その理由として、指導する教官も自身の過去の経験を元に教育を行っているためだという(WIREDSlashdot)。

 予測できない行動を起こす人々への対処はこうした教官によって指導される。このことが、警察が黒人を交通停止させた場合、白人の約2倍の時間が掛かることに繋がっている。イリノイ大学の心理学者Carl Bell氏は、警察学校では訓練方法が体系的にまとめられておらず、科学的な根拠も少ないと指摘する。また、職務質問時も高圧的な言い方が多く、相手とのコミュニケーション不足もトラブルの原因だとしている。

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