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4-6月期GDPは年率1.6%減 3期ぶりマイナス成長 消費、輸出が低迷
実質GDP成長率の推移を示す図(内閣府の発表資料より)[写真拡大]
内閣府が17日発表した4-6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、物価変動を除いた実質で前期比0.4%減少した。年率換算では、1.6%減となった。GDPのマイナス成長は昨年10-12月期以来3四半期ぶり。消費や輸出の低迷が大きく響いた。
4-6月期GDPの需要項目別寄与度では、国内需要(内需)が0.1%減、輸出から輸入を差し引いた財貨・サービスの純輸出は0.3%減と、内外需ともに、マイナスとなった。
内需のうち、民間最終消費の前期比伸び率は実質0.8%減と、4半期ぶりのマイナスとなった。民間住宅は同1.9%増と、前期に続いてプラスとなった。民間企業設備は、前期の2.8%増から0.1%減と、一転してマイナスとなった。
公的需要では、政府最終消費支出が、同0.4%増と順調な伸びとなっている。とくに、公共事業などの公的資本形成は、同2.6%増と、前期の1.2%減から大きな伸びを示した。
外需のうち、財貨・サービスの輸出は同4.4%減と、前期までのプラスから一転して、マイナスとなった。また、輸入も、同2.6%減で、4半期ぶりにマイナスとなった。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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