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就活生「“一体感”求められる組織で働きたい」リクルート調査
8月1日に、16年卒学生の面接が“解禁”となって2週間が過ぎた。今年の就活生たちは、どんな組織で働きたいと考えているのか。「リクナビ」を手がけるリクルートが、自社サイトに登録している16年卒の学生34万8698人を対象にアンケートを行なったところ、就活生が支持する上位5項目の1位は、「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」だった。
2位は「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」、3位は「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」。4位以下は「安定し、確実な事業成長を目指している」、「ウェットな人間関係で、プライベートも仲が良い」。ベンチャーよりも伝統企業、かつプライベートの人間関係も良好な環境で働きたい就活生が多い。
調査はリクナビ会員の就活生約35万人のうち、全体の2.6%にあたる9239人(大学生7448人、大学院生1791人)の回答を集計。学生の「働きたい組織の特徴」について、「経営スタイル」「貢献と報酬の関係」「成長スタイル」など29項目を挙げた上で、各項目について、A/Bの対立概念をおき、当てはまるものを「A」「どちらかといえばA」「B」「どちらかといえばB」の4項目から選んでもらった。
男子大学生・文系では、1位が「コミュニケーションが密で、一体感が求められる」、次いで「歴史や伝統がある企業」、「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえる」だった。女子大学生・文系でも、1位は男子と同じく「コミュニケーションが密で、一体感が求められる」だが、2位は「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」、「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」となっている。女子の方がより、ワークライフバランスや、周囲から受ける刺激を重視しているといえそうだ。
男子大学生・理系では、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」が最も高く、その他「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」、「コミュニケーションが密で、一体感が求められる」も目立った。対して女子大学生・理系では、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」が最多、次いで「コミュニケーションが密で、一体感が求められる」「ウェットな人間関係で、プライベートも仲が良い」となっている。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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