日本マイクロソフトの社員向け端末に選ばれたLumia 830、生産終了か

2015年8月16日 15:36

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記事提供元:スラド

5月に日本マイクロソフトが社員向け端末として採用したNokia Lumia 830だが、すでにEOL(End-of-life: ここでは生産終了の意味)を迎えたと報じられている(Windows Centralの記事Neowinの記事WMPoweruserの記事)。

Lumia 830はMicrosoftがNokiaのデバイスおよびサービス事業買収後に初めて発表されたLumiaシリーズの1機種。Nokiaブランド最後のLumiaの1機種でもあるが、2014年10月に発売されてから10か月でEOLを迎えたことになる。今後は追加生産されることはなく、在庫が終了し次第店頭の展示も引き上げられるという。なお、Lumia 830はWindows 10 Mobileのアップグレード対象機種になっている。また、EOLを迎えてもサポートはこれまで通り続けられるとのことだ。

ただし、WMPoweruserが入手したストア向けの通知では「Unlocked Lumia 830 White/Orange」を対象としており、他のカラーバリエーション(ブラック/グリーン)やキャリア向けのSIMロックされた端末は対象になっていないようだ。現在、米国向けの製品情報ではブラック/グリーンのみがカラーバリエーションとして表示されているが、MicrosoftではWindows 10 Mobileのリリースに合わせて新モデルを発表するとみられ、これらのカラーバリエーションも近くEOLを迎えるとの見方もある。

Lumia 830は手ごろなフラッグシップという位置付けだったものの、搭載CPU/GPUは今春Microsoftブランドで発売されたミッドレンジのLumia 640/640XLと同じであり、目立った違いはストレージ容量とカメラ、ワイヤレス充電ぐらいだった。なお、画面の大きいLumia 640XLのカメラはLumia 830のカメラより画素数は多いが、メインカメラはPureViewではない。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ビジネス | マイクロソフト | 携帯電話 | Windows

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