東武鉄道、2017年度目途にSLの復活を目指すと発表

2015年8月11日 02:11

印刷

蒸気機関車C11形207号機(JR北海道提供/東武鉄道の発表資料より)

蒸気機関車C11形207号機(JR北海道提供/東武鉄道の発表資料より) [写真拡大]

 東武鉄道は10日、2017年度からを目途に、日光・鬼怒川地区において、1966年以来約50年ぶりに蒸気機関車(SL)の運行を復活させると発表した。北海道日高郡新ひだか町の協力で、JR北海道所有のSL車両「C11形207号機」を借り受ける。

 同社では、日光・鬼怒川地区の交流人口創出や沿線活性化を図り、ひいては栃木・福島エリアの支援活性化の一助としたいとした。

 予定区間は、東武鬼怒川線 下今市~鬼怒川温泉間の12.4kmで、運行されるSLは、1941年12月26日に日立製作所笠戸工場で製造され、北海道で使用されていた。

 東武鉄道における蒸気機関車の歴史は、1899(明治32)年に導入された Peacock(ピーコック)社製のA1形に始まり、1947(昭和22)年の60台をピークに徐々に減りはじめ、1966(昭和41)年6月26日の佐野線における蒸気機関車さよなら運転により全廃となっている。

 (記事:町田光・記事一覧を見る

関連記事