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自民議員が再び問題発言か?
自民議員HPに若者の法案反対に対し「極端な利己的考え」との書き込みや「利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろう」と教育にまで言及していることが分かった[写真拡大]
民主党の枝野幸男幹事長は3日の記者会見で、選挙権が18歳からになったことに答えるかのように若い人たちが、自分たちの意思表示をするようになったと安保法案に反対の意思を示す活動が若者の間に広がりをみせていることを評したうえで「滋賀県選出の国会議員の武藤某という議員がツイッターで『(安保法案に反対する)デモ参加者の声は、自分が戦争に行きたくないからだ』と堂々とツイッターで書いている」とし、「これが、自民党のなりすまし等でなく、自民党の国会議員による書き込みとすれば、民意をしっかり受け止め政治に反映させる議会制民主主義の代議士として、そもそもの見識を疑うものだ」と重大な問題とした。
枝野幹事長は「礒崎陽輔総理補佐官の参考人質疑がきょう、参院安保特別委員会であるが、まさに、強権的、あるいは上から目線の姿勢が、自民党は総裁から2回生の若手議員に至るまで徹底していることが次々明るみ」とツイッターを本人のよる書き込みなら、大問題だとし「事実関係を確認し、本人の書き込みなら厳しく追及していきたい」とした。
枝野幹事長が指摘した書き込みは武藤貴也衆院議員(自民)のツイッターで、7月31日にアップしたものでは「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしているが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と書き込んでいる。
武藤議員はさらに「SEALDsが『戦争嫌だから法案成立を阻止する』と主張するが、戦争したくないなら国会周辺ではなく領海侵犯を繰り返す中国大使館前やミサイル実験を繰り返す北朝鮮・朝鮮総連前で反戦の訴えをすべきだ。法案を阻止しても、国会前で叫んでも、中国や北朝鮮の行動は変えられない」とも書き込んでいた。
枝野幹事長は「自分が戦争に行きたくないからというようなレベルでしか(運動について)受け止めていないこと自体、法案の問題や本質をまったく理解されていないということ。我が国は先人の尊い犠牲のうえに戦後の平和主義、立憲主義、民主主義が積み重ねられてきた。そうした経緯や歴史に全く目が向いていない中で、この法案が進められているということだ」とした。
枝野幹事長は「将来を担う若い皆さんの声を正面からしっかり受け止める責任が政治家にはある」と強調した。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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