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国立感染症研究所村山庁舎、レベル4施設を稼動へ
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 病原体を扱う研究施設では「バイオセーフティレベル(BSL)」という基準がある。最高レベルである「BSL-4」に準拠する施設は日本国内には2つしかなく、そのどちらも近隣住民の反対などで稼動してはいなかった。その1つである国立感染症研究所の村山庁舎内にある研究施設が、近く稼動するという(毎日新聞)。
現在西アフリカで流行しているエボラ熱はBSL-4準拠施設でないと扱えないため、もし日本で感染者、もしくは感染の疑いがある人が確認されても国内での対応は大きく制限される。こういった背景から、今年1月より施設稼動が協議されていたという。稼動条件には「同市以外でもBSL-4施設の確保を検討する」というものが含まれており、長崎大学が開設準備を行っているという。なお、国内でもう1つのBSL-4準拠施設がある理化学研究所筑波研究所については稼動するかどうかは不明。
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