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磯崎補佐官の発言 舌足らずだったと谷垣幹事長
自民党の谷垣禎一幹事長は7月31日の党役員会後の記者会見で、安保法案について「連日、参議院で審議いただいて、衆議院と違って参議院の方では与党質問の時間もかなりとって政府側からの答弁もうまく引き出していくというようなことも成果が出ているのではないか」と安保法案への国民の理解が進む政府側答弁を引き出すことに一定の成果がでているとの受け止めを語った。また「発言には十分注意していこうと提起した」と語った。
また、磯崎陽輔総理補佐官が安保法制に関連して「法的安定性は関係ない」とした発言について「(磯崎補佐官の講演の)文字おこしを見た。法的安定性は関係ないという発言は舌足らずであることは事実だが、常識的に言って『法的安定性の問題を指摘する人があるが、それは十分意識しながら対応を考えてきたので、法的安定性の問題はいまさら問題になるような問題ではない。クリアしている』という趣旨のことをたぶんおっしゃったのだろうと思う」と受け止めを語った。
谷垣幹事長は、そのうえで、3日の参院安保特別委員会での参考人出席では「そのことをしっかりおっしゃればいいのではないかと思う。ただ、やはり我々がしっかり意識しておかなければならないのは、あることを一生懸命説明したいと思うと、ややその周辺的なことが舌足らずになったり言葉がおろそかになったりすることがあるので、それはやはり注意していかなければいかんということではないか」とフォローとともに、磯崎補佐官に苦言を呈した。
谷垣幹事長は「磯崎補佐官が法的安定性なんか政治家が考慮すべき問題ではないと断言したのなら、それは問題があると思うが、常識的に考えて、そのようなことをおっしゃるはずがないので」と改めてフォローした。(編集担当:森高龍二)
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