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問題発言の磯崎総理補佐官が3日に出席、質疑
安保法案に関連し「法的安定性は関係ない」などと講演で語った磯崎陽輔総理補佐官について、3日の参院安保特別委員会に参考人招致し、本人に真意を語ってもらうとともに、民主党議員が15分間の質疑を行うことになった。
民主党の北澤俊美議員は30日の記者会見で「安保特別委員会後の理事懇談会で、鴻池委員長の裁断で8月3日の委員会に参考人として磯崎補佐官に出席を求め、法的安定性は関係ないなどとする発言、審議日程に言及するなど、参院を冒涜した暴言について真意をただすことになった」とした。
この中で、北澤議員は、3日の委員会では冒頭に礒崎補佐官が自身の発言などについて説明し、これを受けて鴻池委員長が意見陳述と質疑、その後、民主党の議員が磯崎補佐官に対して15分間の質疑を行うとした。
磯崎補佐官は「集団的自衛権も我が国を守る為だったら、良いのではないかという提案をしているのです。そうしたら、何を考えないといかんかと、法的安定性は関係ないですよ」と発言していた。
また、安倍総理は「磯崎補佐官の発言は平和安全法制を議論していくうえで憲法との関係と共に安全保障環境の変化を十分に踏まえる必要があるとの認識を示した発言と承知している。法的安定性を確保することはもとより当然のことであり、そこに疑念を持たれるような発言は慎まなければならない。菅義偉官房長官からも補佐官に注意した」と釈明していたが、野党から「法的安定性をどうでもいいと思うような補佐官は更迭すべき」などの意見が出ている。(編集担当:森高龍二)
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