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今後スマートウォッチ市場は拡大していくのか
headless 曰く、 あまり売れていないとも報じられているApple Watchだが、スマートウォッチ市場を大きく拡大したとの見方もあるようだ(The Guardian、V3.co.uk)。
Appleは2015年度第3四半期業績リポートでApple Watchの販売台数を公表していないが、実際に売れた台数は200万台~400万台と推計されている。Apple Watchの発売前には初年だけで4,000万台売れると予測されていたことから、期待外れとする批判も聞かれる。しかし、販売台数が400万台とすれば、これまでに販売された全スマートウォッチの2倍にあたるという。Pebbleは100万台に到達するまでに3年を要しており、Android Wear搭載スマートウォッチの販売台数は昨年末までで80万台と推計される。Strategy AnalyticsではApple Watchの市場シェアが75%に達したとする調査結果を発表している。
市場が拡大されたといっても、スマートウォッチが人気商品になると予測するのは早計だという。スマートウォッチの主要な機能の一つは通知機能だが、スマートフォンを取り出して見れば済む程度の機能のためだけに数万円を支払う人は少ないとみられる。スマートウォッチがニッチな商品カテゴリーから脱却するには、キラーフィーチャーが必要となる。心拍数モニターなどの健康管理機能や、パーソナルアシスタンス機能、モバイルペイメント機能などが有力とされるが、結局Google Glassと同じ運命をたどると考える人もいるようだ。
一方、従来の腕時計メーカーの動向も注目される。従来の腕時計は毎年12億台が販売されており、ごく一部でもスマートウォッチの機能が取り入れられれば市場に対する影響は大きい。現在のスマートウォッチでは多機能性に力が入れられているが、シンプルで低価格なスマートウォッチや、アナログ腕時計に通知機能を追加したような製品も登場することになるとのことだ。機能や価格を含め、皆さんはどういった製品なら使ってみたいと思うだろうか。
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