旧モデルのEye-Fiで利用可能だったオンラインサービスとの提携、9月9日をもって終了へ

2015年7月14日 18:44

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記事提供元:スラド

fuminoli 曰く、 無線LANによる通信機能が組み込まれたSDカードで知られるEye-Fi社の旧モデル(Eye-Fi Pro X2など)において、各種オンラインサービスとの提携機能が9月9日をもって終了されることが発表されました。

 旧モデルのEye-Fiでは、「Eye-Fi Center」というソフトウェアを利用することで撮影した写真を独自の「Eye-Fi View」というクラウドサービスに保存できます。有料のEye-Fi Premiumもありますが、無料のアカウントでも7日間はサーバー上に保存されます。このEye-Fi Viewではオンラインサービスとの提携機能があり、写真をFacebookやFlickr、Picasa Web Albumsなどに転送することが可能で、撮影した写真をPCに転送するだけでなく、かつEye-Fi View経由で他社のサービスにも自動で転送できるようになっています。

 一方で、Eye-FiはEye-Fi mobi以降は新たなEyefiクラウドへと移行してきており、旧モデルのためだけにEye-Fi Viewを残す余裕がないためだと思われます。とはいえ、Eye-Fi Centerを経由してPCに自動転送することは9月10日以降も可能であり、オンラインサービスとの提携はできないけれども指定したFTPサーバーへの転送はできるとのこと。

 なお、Google PhotosのようにPC上に作成したファイルを自動でクラウドに転送するサービスを併用することでクラウドへの転送は可能になるのですが、旧モデルのサービスの打ち切りには残念な気持ちです。

 リンク先に「8月上旬に、生産終了商品のアカウントとEyefiクラウドの移行について、あらためてご案内させていただきます。一部の詳細内容は以下をご覧ください。」とあることから、旧モデル所有者にもEye-Fiクラウドへの何らかの移行措置がとられるようですが、旧Eye-Fi Viewのように撮影後7日間は無料で保存されるということはなさそう。

 私はEye-Fi Pro X2からEye-Fi View経由で1TBまでアップロードできる米Flickrに転送していますが、これも9月10日以降は変更しないといけません。みなさんは撮影した写真をオンラインクラウドサービスに保存してますか?

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