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防衛白書案不了承の理由、人工島の表記なかった―自民・佐藤正久氏
記事提供元:エコノミックニュース
佐藤正久元防衛大臣政務官は「27年版防衛白書案」を自民党部会として了承しなかった理由について、自身のブログで、特に中国の記述について南シナ海での中国の埋め立てなどについて「人工島」との表記をしなかったことなどをあげた。
佐藤元政務官は「中国は南シナ海で人工島を次々と造成しています。しかし、提出された案においては、『岩礁』の『埋め立て』や『岩礁』における『インフラ整備』には言及しつつも、『人工島』という記載はありません」と問題だとした。
理由について「国連海洋法条約においては、島を『自然に形成された陸地』と定義しています。つまり、『人工島』は権利を主張する根拠にはならないのです。この部分に関する指摘が現在の案ではなされていません。日本の防衛を担う官庁として、地域の平和と安定に影響する本件については、明確に言及し、姿勢を明らかにすべきです」とした。
一方、中国の海洋進出について「不安」を『懸念』に変えたことや、北朝鮮のミサイルの「射程」や「核弾頭搭載弾道ミサイル」の配備に関するリスクについて言及したことには評価するとしている。(編集担当:森高龍二)
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