中国:7大重要プロジェクトを積極推進、年初来で61兆円投入=発改委

2015年7月2日 10:22

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記事提供元:フィスコ


*10:22JST 中国:7大重要プロジェクトを積極推進、年初来で61兆円投入=発改委
中国国家発展改革委員会(発改委)の李朴民・秘書長はこのほど、上下水道やクリーンエネルギーなどのインフラ建設を進める「7大重要プロジェクト」について、年初から5月末までの累計投資額が3兆1000億人民元(約61兆円)に達したと報告した。また、「都市軌道交通」「現在物流」「新型産業」「製造業の競争力強化」といった新たな4大重要プロジェクトをめぐり、近くリストを公表する方針を明らかにしている。現地メディアが1日伝えた。
7大重要プロジェクトには、「通信・電気・油ガスネットワーク」「生態・環境保護」「クリーンエネルギー」「食糧・水利」「交通運輸」「健康・養老サービス」「エネルギー・鉱物資源の保障」が含まれる。昨年その具体的なプロジェクトリスト(約420件)が発表された。投資総額は10兆人民元に上ると予測されている。
重点分野への投資を効果的に進めることで、景気の下支えを図る狙い。例えば今回新たに重要プロジェクトに加わる「都市軌道交通」について、2017年までに68件のプロジェクトが着工される見込みという。2020年には北京、上海、広州、深センといった大都市で鉄道網が完全に整備される。南京、重慶、武漢、成都といった都市でも、基本的な鉄道網を完成される方針だ。


【亜州IR】《ZN》

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