関連記事
MicrosoftのHoloLensをISSで活用するプロジェクト
NASAが国際宇宙ステーション(ISS)で、MicrosoftのHoloLensを活用するプロジェクト「Sidekick」を開始するそうだ(プレスリリース、VentureBeatの記事、Neowinの記事、AV Watchの記事)。
HoloLensはWindows 10を搭載し、ホログラム風の映像をオーバーレイ表示可能なヘッドマウント型ARデバイス。Sidekickは宇宙空間での複雑な作業の補助を目的としたもので、必要に応じてHoloLensを通じた手順のガイダンスを受けられるようにすることで訓練の負担低減を図る。
Sidekickには「Remote Expert Mode」と「Procedure Mode」の2つのモードがあり、Remote Expert ModeではSkypeを利用して宇宙飛行士が見ているものを地球上のオペレーターが見られるようにすることで、リアルタイムでのガイダンスを受けられるようになる。Procedure Modeは作業対象の物体にホログラム風のアニメーションイラストをオーバーレイ表示することで、手順を参照しながら作業を進めることが可能となる。
HoloLensは28日、SpaceXのDragon宇宙船による補給ミッションでISSに送られる。また、第20回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO)でも、7月21日からSidekickの試験運用が行われるとのこと。 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | テクノロジー | 国際宇宙ステーション | マイクロソフト | サイエンス | Windows | NASA
関連ストーリー:
Microsoft、Windows Holographic Platformを発表 2015年05月03日
Microsoft、メガネ型デバイス「HoloLens」を発表 2015年01月23日
NASA、ISSの3Dプリンターで出力されたソケットレンチの3Dデータを公開 2014年12月28日
国際宇宙ステーションで3Dプリンタの出力実験開始 2014年11月28日
SpaceX社のドラゴン無人宇宙船、国際宇宙ステーションからの研究資材を乗せ帰還 2014年10月30日
ドラゴン宇宙船、3DプリンターをISSに運ぶ 2014年09月23日
ISSの一部予備機器で故障発生。この状況下でも補給ミッションは実行へ 2014年04月17日
星出宇宙飛行士、歯ブラシでISSを救う 2012年09月08日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク