関連記事
BBC、「忘れられる権利」によって検索結果から削除された記事のリストを公開
「忘れられる権利」によってGoogleの検索結果から削除されたBBC Online記事のリストを、英BBCが公開した(BBC Newsの記事、V3.co.ukの記事、The Registerの記事)。
BBCでは、どの記事が検索結果から削除されたのか知らなければ意味のある議論はできないと主張。リストの公開が忘れられたいと考える人に対する注目を集める結果になるとの見方を否定し、名前による検索で見つけやすくなることはないと説明している。また、どのような記事が検索結果から削除されたのかを読者に知らせることが重要だとも述べており、今後も検索結果から削除された記事をリストに追加していくとのこと。
EUの司法裁判所は昨年、人物に関する不適切な古い情報を要請に従って検索結果から削除するように命じている。Googleではこの決定を残念なことだと述べ、削除要請を受け付ける一方でリンクを検索結果から削除する都度、各メディアへの通知を行っているという。その後、異議申し立てを可能にするシステムも構築しており、このシステムを利用して再度検索結果に表示されるようになったBBC記事もあるとのことだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | 検閲 | Google | YRO | EU | ニュース | プライバシ
関連ストーリー:
Wikipedia、「Googleの検索結果から削除された記事一覧」を作る 2014年08月08日
MicrosoftのBingも「忘れられる権利」に対応 2014年07月22日
「忘れられる権利」によってGoogle検索から削除されたサイトをまとめる「Hidden From Google」登場 2014年07月16日
「忘れられる権利」による削除申請、1ヶ月で7万件以上。大手メディアも対象に 2014年07月04日
Google、欧州で「忘れられる権利」のための削除受付を開始 2014年06月04日
「忘れられる権利」は必要か 2013年05月24日
個人情報保護のための「忘れられる権利」、欧州と米国の衝突は避けられない 2012年02月17日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク