プールで目が赤くなる原因は塩素ではなく、尿などに含まれる物質と塩素の化合物だった

2015年6月30日 22:11

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記事提供元:スラド

 プールに入ったあとに目が赤くなる原因は塩素ではなく、人体から出る尿や汗と塩素が反応してできた物質にあることが分かったという(TOCANACNETCBC)。

 National Swimming Pool Foundationの発表によると、尿や汗などに含まれる窒素を含む化合物が塩素と結びついてできた刺激物質がこの原因となっているという。塩素単体ではこのような症状は発生しないため、プール利用者にこういった症状が出た場合、プールに塩素を追加することで対処できるという。

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