武雄市のタブレット端末でのICT教育の現実

2015年6月17日 15:50

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記事提供元:スラド

 佐賀県武雄市では小中学生にタブレット端末を配布してそれらを使った授業を行っているが、週刊朝日によると、配布された端末の故障や不具合が相次いでいるという。

 今回、小学生に対しては合計3153台のタブレットが配布されたが、それに対し287件のトラブルが報告されているという。うち、初期不良と思われるものが23台あり、またその後も「機材そのものが初めから不良品だったと認められるものが204件」、「不具合の原因がわからないものが52件」あったという。

 なお、当初の実証実験ではiPadが使われており、武雄市ICT教育推進協議会もiPadの利用を評価していたが、最終的に支給されたのはiPadに勝る評価を得られていなかった恵安のAndroid端末になっていたという。

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