資生堂アートハウスで展覧会「香水瓶の世紀」 アール・ヌーヴォーから現代へ、約200点の香水が集結

2015年6月15日 20:25

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記事提供元:ファッションプレス

資生堂アートハウスが、展覧会「香水瓶の世紀 -バカラとルネ・ラリックを中心に-」を開催。2015年7月17日(金)から9月27日(日)までを前期「バカラ クリスタルの雅歌」、10月2日(金)から12月13日(日)までを後期「ルネ・ラリック 幻視のファンタジー」として、19世紀末から現代に至るまでに作られた香水瓶を、合計約200点展示する。


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特別な感性的価値を生み出すことができる「工藝芸術品」の象徴として、化粧品の中でもとりわけ香水製造を重視する人物であった資生堂の初代社長・福原信三。本展では、資生堂がそんな彼の意思を引き継ぎつつ集めてきた、アール・ヌーヴォーからアール・デコ、現代に至るまでのコレクションの全容が、初めて一般公開される。


会場に並ぶのは、現代香水瓶の世界に孤高の地位を築くルネ・ラリック(RENÉ LALIQUE 1860-1945)を中心に、クリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして名高いバカラ(Baccarat)など、歴史に名を刻む数多くの香水瓶。


匂い立つ香水に、瓶、ラベル、外箱、そして名称。「香水」とは、それらが寄り添い織りなす、総合芸術だと言える。贅沢な美しさあふれる、小さくて豊かな世界を、ここで一度に味わってみて。


【開催情報】

「香水瓶の世紀-バカラとルネ・ラリックを中心に-」

会期:2015年7月17日(金)〜12月13日(日)

■前期:バカラ クリスタルの雅歌 7月17日(金)〜9月27日(日)

■後期:ルネ・ラリック 幻視のファンタジー 10月2日(金)〜12月13日(日)

※会期をバカラ社による香水瓶を中心とした前期、ルネ・ラリックによる香水瓶を中心とした後期とし、全作品を入れ替え。

会場:資生堂アートハウス

住所:静岡県掛川市下俣751-1

休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館)

開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)

観覧料:無料

出品予定作品:

ヴィオレ社『VALREINE(蜜蜂の女王)』の香水瓶、1911年、バカラ製

リュバン社『KISMET(運命)』の香水瓶、1921年、バカラ製

ウォルト社『dans la nuit(夜に)』の香水瓶、1924年以降、ルネ・ラリック作

メゾン・ラリックの香水瓶『BOUCHON TROIS HIRONDELLES(三羽のツバメ)』、1920年、ルネ・ラリック作

特別出展 セルジュ・ルタンス「グラベ」シリーズ(全28点)

関連企画:

■ワークショップ「香りの世界をたずねてみよう」

講師:資生堂リサーチセンター パヒューマー

子どものためのワークショップ 8月1日(土)・2日(日)

大人のためのワークショップ 11月21日(土)・22日(日)

■学芸員によるギャラリートーク

7月〜11月は毎月第4金曜日と土曜日。

12月は11日(金)・12日(土)に開催。


【問い合わせ先】

資生堂アートハウス

TEL:0537-23-6122


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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