ウエールズ、公共の場での電子タバコ禁止へ

2015年6月13日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 英・ウェールズ自治政府がパブやレストラン、職場といった公共の場での電子タバコを禁止する方針だそうだ(WIRED.co.uk)。

 WHOは電子たばこの蒸気が健康に害を及ばさないことが証明されない限り使用を控えるべきだとしており、また各国政府に電子たばこを規制するよう促している。ウェールズ自治政府はこれを受けて禁止の方針を固めたそうだ。害の可能性を排除するために対策が必要であり、後から(害があるという)証拠が出るのを待つことはできないとの立場だという。また、電子タバコの常態化が子供にとって喫煙への入り口となるのを防ぎたいとのこと。

 ただ、電子タバコは通常のタバコよりは害が少ないとされ、喫煙の代替手段や禁煙へのステップとして使われることも多い。そのため、がんに関するチャリティ団体や医療団体などからこの方針に対する反対意見が挙がっているという。

 なお、禁止は2016年後半もしくは2017年初頭に実施される見込みだという。

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