NASAの「空飛ぶ円盤」の再実験、またもパラシュートが破裂し失敗

2015年6月11日 12:14

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 何回か延期されたものの、NASAは6月8日午前7時30分(日本時間6月9日午前2時30分)、円盤型の「低密度超音速減速機(LDSD)」を搭載した実験機の飛行テストを実施した(WIREDMailOnlineCNNSlashdot)。

 LDSDは火星の非常に薄い大気でも安全に着陸できるようにすることを目的とした実験機。昨年、ハワイのカウアイ島にある米海軍基地で初の実験が行われたが、パラシュートをうまく膨らますことができなかった。

 今回は巨大な気象観測気球を使用し、高度36600メートルに輸送後に降下を行った。NASAの実況によると今回のパラシュートは昨年のモデルと異なり、パラシュート上部の編み方が細かくなるなどの構造上の改良が行われているそうだ。

 打ち上げは予定通り行われ、切り離しはLDSDの切り離しは日本時間の6時35分に行われた。しかし、途中までの行程は成功したものの、今回もパラシュートが破裂してしまうという結果に終わっている。

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