AppleがiOS 9やストリーミングサービス「Apple Music」を発表

2015年6月10日 12:25

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 日本時間の6月9日未明、Appleが開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference」(WWDC)の基調講演でiOS 9や新ストリーミングサービス「Apple Music」などを発表した(ITmedia)。

 iOS 9ではユーザーのアプリ利用動向や位置情報などを収集し、行動を予測して情報を表示する「Proactive Assistant」なる機能が搭載されるとのことで、たとえば受信したメールから自動的に予定をカレンダーに入力したり、予定から自動的に交通情報を確認して間に合うようプッシュ通知する、といったことが行われるという。また、アドレス帳に登録されていない電話番号からの着信があった場合、過去のメールの署名などから判断してその相手を表示することもできるという。同様の機能はGoogleもGoogle Nowという名称でAndroid向けに実装しているとのこと。

 そのほかSiriやSpotlightの検索機能強化、メモアプリやマップアプリの強化、新アプリ「ニュース」の追加などが新機能として紹介されたようだ。iPadでは2つのアプリを1画面に同時に表示することも可能になるという。iPad Air 2の場合は画面を分割して同時に表示できるが、ほかのiPadシリーズの場合は1つのアプリの上に別のアプリをオーバーレイ表示させる、という形になる模様。Androidからの移行機能「Move to iOS」も提供されるそうだ。

 同時に発表されたApple Musicは月額9.99ドル(米国の場合)で利用できる、いわゆる定額制の音楽ストリーミング配信サービス。日本でもサービスを提供する予定のようだ(時期は未定)。

 スラドのコメントを読む | アップルセクション | アップル | iOS | 音楽

 関連ストーリー:
Appleの新しいiPhone用充電ドックはiOS 8がインストールされていないと充電できない 2015年05月27日
無料ストリーミングサービスへのライセンスを中止するようAppleが大手レーベルに圧力? 2015年05月06日
Apple、iTunesブランドでの定額制音楽配信サービスに参入? 2014年10月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事