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東芝、東北電力向けに国内最大出力の系統用リチウムイオン二次電池を受注
東北電力南相馬変電所蓄電池システムのイメージ (東芝の発表資料より)[写真拡大]
東芝は29日、東北電力が福島県で実施する「南相馬変電所需給バランス改善蓄電池システム実証事業」向けに、リチウムイオン二次電池としては国内最大の出力40MW、容量40MWhの蓄電池システムを受注したとは発表した。2016年2月末に運転が開始される予定。
今回受注した蓄電池システムは、安全性、低温動作性などを特徴とする東芝製リチウムイオン二次電池「SCiB」を搭載。南相馬変電所に設置され、電力供給が需要を上回る場合には蓄電池に余剰電力として貯め、電力需要が高まる時間帯には蓄電池から放電することで、需給バランスを改善するために用いられる。
東芝は、2014年にも東北電力西仙台変電所向けに同規模の蓄電池システムを納入した実績がある。海外においてもイタリア、スペイン、英国などの実証試験向けに蓄電池システムを提供してきた。また、商用としても、米国で電力需給調整事業向けに大型蓄電池システムを受注しており、12月から運転が開始される予定。
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