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安倍首相「木を見て森を見ない議論」 安保法制への批判に
記事提供元:エコノミックニュース
自民党の谷垣禎一幹事長は25日夕の記者会見で、党役員会で、安倍晋三総理が「自衛隊員のリスクが高まるといった木を見て森を見ない議論が多い」と発言したことを紹介。
自衛隊員のリスクの高まりをことさら俎上にあげる野党を「木を見て森を見ない議論」とけん制したものと受け取れる。
ただ、谷垣幹事長は「安倍総理は自衛隊員のリスク以前に安全保障環境が厳しくなってきており、国民の安全リスクが高まってきているのではないか。その国民のリスクは自衛隊員が担っているのであって、切れ目のない法整備によって抑止力を高め、国民の安全リスクを低くしていくための法整備。本質的な議論をしっかりやっていきたいという話だった」と紹介した。
安倍総理は20日の党首討論で「リスクとは関係ない」と発言しているが、「自衛隊員のリスクより、国民の安全リスクが高まってきているのではないか」と自衛隊員においてもリスクが高まることを国民のリスクの高まりと比較し、リスクとの関係を認めていることになる。
安保関連法案の審議は26日から衆議院で本格入り。こうした発言も俎上にあがりそうだ。(編集担当:森高龍二)
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