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日立製作所、香港鉄路から蓄電池式回生電力貯蔵装置2台を受注
記事提供元:フィスコ
*13:25JST 日立製作所、香港鉄路から蓄電池式回生電力貯蔵装置2台を受注
傘下の日立遠東有限公司を通じて、日立<6501>はこのほど、香港地下鉄などを運営する香港鉄路(MTR:66/HK)から地下鉄システム向け蓄電池式回生電力貯蔵装置(B-CHOPシステム)2台を受注したと発表した。2015年11月までに納入する。16年2月以降に運用が開始される予定。香港の鉄道輸送システムに、リチウムイオン電池を適用した回生電力貯蔵装置が導入されるのは今回が初めてとなる。契約額や条件などの詳細は明らかにしていない。
香港鉄路は現在、省エネ対策の一環として、鉄道輸送システム全体の使用電力削減、電力効率向上の実用化に向け、車上、地上の両面で同システムの導入を検討しているという。
日立が今回提供するシステムは、既設の2路線に導入される。対象の路線は香港、九龍両市街からランタオ島沖の香港国際空港を結ぶ全長約35キロメートルの機場快線と中環(セントラル)駅から新界地区南部のセン湾駅までを結ぶ全長約16キロメートルのセン湾線となっている。
香港鉄路は地下鉄(観塘線、セン湾線、港島線、東湧線、将軍澳線、ディズニーランド線、九鉄線)のほか、機場快線(空港特急)やバスを運営する。沿線では不動産事業も手がける。北京や上海などの主要都市で、地下鉄の建設、運営に着手した。海外進出を加速。07年にロンドン地下鉄5路線の運営権(期間7年)を取得したことに続き、09年1月には、ストックホルム地下鉄の運営権(同8年)を落札した。
【亜州IR】《ZN》
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