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NYの視点:米国国内総生産(GDP)の季節調整
記事提供元:フィスコ
*07:20JST NYの視点:米国国内総生産(GDP)の季節調整
米サンフランシスコ地区連銀は、2015年5月18日に公表したエコノミック・レターで、4月に発表された米国の2015年1-3月期実質国内総生産(前期比年率+0.2%)は季節調整による過小推定の可能性があり、数字ほど弱くないと示唆した。
サンフランシスコ地区連銀は季節変動要因の手法を修正した結果、前期比年率+1.8%と推定している。
2008年9月のリーマン・ショック以来、国内総生産(GDP)の季節調整に連続性が無くなっているとの指摘がある。
2010年から2014年の米国のGDPは、第1四半期の成長率は、第2-4四半期の平均成長率に比べて、2.3%程度低い数字となっている。
しかしながら、現在の季節変動要因のままでは、米国1-3月期のGDPは、前期比年率−1.5%程度まで下方修正される可能性もある模様で、今後の改定値、確報値に警戒することになる。(山下政比呂)《NO》
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