日米の注目経済指標:米1-3月期GDP改定値、マイナス成長の可能性も

2015年5月23日 21:46

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記事提供元:フィスコ


*21:49JST 日米の注目経済指標:米1-3月期GDP改定値、マイナス成長の可能性も

5月25-29日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■25日(月)午前8時50分発表
○(日)4月貿易収支-予想は-3511億円
参考となる3月実績は+2274億円で黒字額は市場予想を上回った。3月の輸出額は前年同月比+8.5%、輸入額は-14.5%。原油価格の低下による輸入額減少が貿易収支の黒字転換をもたらした。4月については、輸入額が増加する見込みであり、貿易収支は赤字となる見込み。

■26日(火)午後9時30分発表
○(米)4月耐久財受注-予想は前月比-0.5%
参考となる3月実績は前月比+4.7%。輸送機器の受注が大幅に伸びたことが要因。ただし、非国防資本財(航空機を除く)の受注は-0.5%で予想に反する結果となった。4月については、非国防資本財の受注は増加する見込みだが、輸送用機器の受注が減少する可能性があり、全体では前月比マイナスとなる可能性がある。

■29日(金)午前8時30分発表
○(日)4月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+0.2%
参考となる3月実績は前年同月比+2.2%。消費増税の影響を除くと+0.2%だった。4月については消費増税の影響がなくなるが、原油価格の反発や円安などの影響を考慮すると前年比マイナスになる可能性は低いとみられる。市場予想は妥当な水準か。

■29日(金)午後9時30分発表
○(米)1-3月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率-0.9%
参考となる速報値は前期比年率+0.2%にとどまり、約1年ぶりの低い伸び率になった。
個人消費の低迷やエネルギー関連企業の投資抑制の影響があったようだ。改定値ではドル高の影響で輸出が伸び悩むことから、前期比年率でマイナス成長となる見込み。

その他の主な経済指標の発表予定は、26日(火):(米)3月S&Pケース・シラー総合20指数、(米)4月新築住宅販売件数、(米)5月消費者信頼感指数、29日(金):(日)4月失業率、(米)5月シカゴ購買部協会景気指数。《TN》

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