政治から読み解く【経済と日本株】:片山虎之助氏:賃上げ効果が拡大して行くかどうかがキーポイント

2015年5月21日 11:53

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:53JST 政治から読み解く【経済と日本株】:片山虎之助氏:賃上げ効果が拡大して行くかどうかがキーポイント
参議院議員の片山虎之助氏は「本年1-3月期のGDPは速報値で年率換算+2.4%、住宅投資や設備投資が底入れし、緩やかな景気回復を支えていることが明らかとなりました。個人消費の回復は鈍いものの、4-6月期以降賃上げ効果の波及が拡大して行くかどうかが、本格的回復のキーポイントとなりそうです」とツイートしている(5/20)。

20日発表の1-3月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率+2.4%で市場予想の+1.6%を上回った。片山議員は「4-6月期以降賃上げ効果の波及が拡大して行くかどうかが、本格的回復のキーポイント」と指摘しており、この点については市場参加者の多くの見方と一致する。円安の影響などで、訪日外国人客は増加傾向にあるが、個人所得の増加に伴う家計部門の支出増加の兆しは見えていない。

インバウンド関連のラオックス<8202>は、材料出尽くしで上昇一服となっており、食品関連はまちまちの動き。賃金上昇による個人消費の増大が期待できない場合、株価全体への影響が懸念される。《MK》

関連記事