(中国)日米製の光ファイバー母材にダンピング調査

2015年5月20日 08:41

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記事提供元:フィスコ


*08:41JST (中国)日米製の光ファイバー母材にダンピング調査
中国の商務部は18日、日本と米国から輸入される光ファイバー用プリフォーム(光ファイバーの母材)に対し、ダンピング調査を行うとの仮裁定を発表した。5月21日付で7.8~39.0%の保証金を課す。対象となるメーカーは、米コーニング(保証金率39.0%)、米OFSファイテル(16.9%)、信越化学工業(8.9%)、フジクラ(8.3%)、古河電気工業(8.3%)、住友電気工業(7.8%)など。
高速通信の普及拡大を目指す「ブロードバンド・チャイナ」戦略のもと、中国では光ファイバーやその母材の需要が拡大していく見通し。調査会社のフリードニア・グループによると、2018年の需要量は13年実績比13.8%増の5350トンに膨らむ見込みだ。
光ファイバー用プリフォームの中国シェア(13年:販売量)をメーカー別に見ると、中国の長飛光繊光纜が37%で首位。2位以下には、コーニング(11%)、江蘇亨通光電(10%)、住友電気工業(8%)、富通集団(7%)、フジクラ(6%)が続く。

【亜州IR】《ZN》

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