(中国)新卒予定者の平均初任給は9.2万円、起業希望も増える

2015年5月15日 08:48

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記事提供元:フィスコ


*08:50JST (中国)新卒予定者の平均初任給は9.2万円、起業希望も増える
今年の新卒予定者の平均初任給は4800人民元(約9万2000円)。一番人気の学部は工・法学部——大手人材仲介サイトの智聯招聘はこのほど、今年の大卒就職戦線の状況などをまとめた。
学部別の平均初任給を比較すると、工・法学部が最も高く5100人民元。教育・農学・哲学などは平均(4800人民元)より低く、最低は哲学の3667元だった。採用サイドは学校で何を学んだかより、どのような実習経験を積んだかを重視しており、実習に不向きな学科の学生は就職活動に苦労する可能性があるという。
また給与以外の今年の特徴としてベンチャー人気がある。自ら起業を目指す、またはベンチャー企業を選ぶ新卒者は前年の2倍に達するという。ただ、かつて起業に挑戦した若者は「ベンチャーはみんなが思うほど簡単ではない。家族や友人との関係をすべて絶つぐらいの気持ちがなければ成功しない」と安易なベンチャーブームに警鐘を鳴らしている。

【亜州IR】《ZN》

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