NYの視点:米国経済への失望感、払拭できるか

2015年5月15日 07:18

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記事提供元:フィスコ


*07:19JST NYの視点:米国経済への失望感、払拭できるか
米の4-6月期経済が1-3月期に続き低調な成長にとどまる可能性を示唆する指標が続いている。唯一、米商務省が3月の耐久財受注を上方修正したことは米国経済への悲観的見方を若干和らげた。3月の耐久財受注は速報値の4.4%増から4.7%増へ上方修正された。変動の激しい輸送用機器を除いた耐久財受注も0.2%減から0.3%増と6か月ぶりのプラスに上方修正された。

企業の設備投資の先行指標となる航空機を除いた非国防資本財製造業受注は速報の0.5%減から0.6%増へ上昇修正。投資への悲観的見方を若干後退させた。また、国内総生産(GDP)の算出に使用される航空機を除いた非国防資本財製造業出荷も0.4%減から0.9%増へ上方修正された。

ドル買いを継続するために投機家・投資家は米国経済が警戒されているほど弱くない証拠を探している。《NO》

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