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アリババ:レノボのTV部門と合弁、20日に新ブランド発表へ
記事提供元:フィスコ
*13:56JST アリババ:レノボのTV部門と合弁、20日に新ブランド発表へ
パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)は近く、電子商取引で中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)とテレビ事業で提携するもようだ。合弁会社を立ち上げるという。現地メディアが14日伝えた。
報道によると、スマートテレビ事業の拡大に向け、レノボは同事業の分社化を計画。その流れのなかで、アリババを含む外部資本を受け入れることを検討しているようだ。なお、レノボは来週20日、スマートテレビの新ブランド「17」を発表する予定。同ブランドは、アリババが独自開発した「Yun OS」を搭載し、アリババ傘下の通販サイト「天猫(Tモール)」で販売される運び。
レノボは2012年にテレビ事業に進出したが、好調なスマートフォンやサーバーなどに比べて苦戦が目立つ。テレビ事業でのブランド力は、海信(ハイセンス)や長虹といった老舗メーカーに及ばないためだ。また、スマートテレビの放送コンテンツ面でも、楽視などのネット企業に見劣りする。レノボは現在も、テレビ販売台数で上位10社に食い込めない状況が続いている。
レノボはPCメーカーの世界最大手で、市場シェアは20%(14年10~12月期)。中国ではシェアが3割を超えるなど、存在感がさらに大きい。積極的な買収で事業規模を拡大。05年5月には、IBMのパソコン事業を買収した。14年10月には、IBMから低価格サーバー事業も取得。このほか、米グーグルから携帯端末大手モトローラ・モビリティを買収した。
【亜州IR】《ZN》
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