研究用原子炉に対する厳しい規制

2015年5月12日 18:11

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 京都大学や近畿大学には教育・研究用の原子炉があるのだが、近年の原子炉に対する規制強化のため運転できない状況が続いているという(毎日新聞)。

 京都大学は原子炉実験所(大阪府南群熊取町)に研究用原子炉(出力5000kW)と臨界集合体実験装置(出力100W)を、近畿大学は原子力研究所に近畿大学原子炉(出力1W)を教育・研究用として有している。それぞれ規模が小さく、地震が発生しても事故にはならないということだったが、近年の規制基準強化によって研究用原子炉に対しても安全対策が求められるようになり、運転ができなくなっている。

 京大の原子炉はまだしも、出力1Wの近大原子炉までも厳格な審査が求められるというのは無駄な気もするが、なかなかうまい解決法は出てきていない模様。

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