NY金:続落で1182.20ドル、米雇用情勢を警戒して売り強まる

2015年5月8日 02:57

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記事提供元:フィスコ


*02:57JST NY金:続落で1182.20ドル、米雇用情勢を警戒して売り強まる
NY金は続落(COMEX金6月限終値:1182.20↓8.10)。1177.90ドルまで下落した後、
いったん買い戻されたが、1187.60ドルまでの反発にとどまった。この日発表の米国の
先週分新規失業保険申請件数が予想を下回る増加だったことを受けて、連邦準備理
事会(FRB)の利上げ開始時期に関する警戒から、金の売りが強まった。


その後、エバンス米シカゴ連銀総裁の「利上げを急ぐ必要なし」との発言や、NYダ
ウが下落スタートしたことで、一時買い戻しに転じたとみられる。しかし、ドルがじ
り高となったことや、8日(金)発表予定の米4月雇用統計(失業率、雇用者数とも改善
予想)への根強い警戒感から、金は再び軟調推移となった。《KK》

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