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「脱・弁当男子」化? 単身男性“自炊しない”傾向に
単身男性の「非調理」回帰が進んでいるという。キユーピー株式会社が単身者を対象に調理にまつわる調査を報告した。
「ここ1週間で、何回くらい調理をしたか」に対して、「調理はまったくしなかった」と回答した20代男性は23%、30代男性は23%、40代男性は27.6%、50代男性は24.5%となった。男性全体では16.4%。10.5%であった2011年に比べて5.9%増している。
男女を対象に、平日夕食について、それぞれ調理をした人に「行ったこと」はどれかを尋ねたところ(選択式・複数回答可)、「野菜や果物を切る」がもっとも高く59%で平成11年度にくらべて10.3%減。「野菜や果物の皮をむく」は32.3%でこちらも平成11年度にくらべて8.6%の減。以下、それぞれの調理行為を2011年と比較すると、「煮る」は3.1%減、「お米をたく」は2.7%減、「炒める」は2.4%減「お米を研ぐ」は2.0%減、「茹でる」は1.2%減と、減少傾向にあることがわかった。一方増加しているのが、「フライパンで焼く」で3.4%増となった。
「皮をむく」「切る」等の基本的な下ごしらえが少なくなり、代わりにカット野菜などを用いて簡略化し、すぐに「炒める」ようになったのではないかと推測されている。
男女を対象に「自分の食事を準備するときに不満に感じていること」を尋ねたところ(選択式・複数回答可)、「献立に変化がないこと(25.1%)」が最多。次いで「品数の少なさ(23.9%)」「栄養バランスが悪い(16.8%)」「手間隙がかかること(10.9%)」「食費が節約できないこと(10.2%)」「食事の彩りの悪さ(8.5%)」「光熱費が節約できないこと(7.3%)」「カロリーが多い(7.0%)」「塩分が多い(6.7%)」「手作りする時間が少ないこと(6.2%)」となった。
2011年との増減幅に着目すると、「手間ひまがかかること」を不満に思う人が4.9%減少しているのに対し、「手作りする時間がないこと」を不満に思う人は3.7%増加。このことから、「時間があれば手作りしたい」といった気持ち自体は増えているが「できない」実体があるのではないかと指摘されている。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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