グリグジット物語は繰り返す、一度目は悲劇、二度目は喜劇として

2015年4月27日 11:47

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:48JST グリグジット物語は繰り返す、一度目は悲劇、二度目は喜劇として
4月末の決着が目指された24日のユーロ圏財務相会合では、バルファキス・ギリシャ財務相への不満が噴出した模様で、18人の財務相が「このままでは行き詰る」とギリシャ財務相へ警告した。

本日27日にギリシャと国際支援団が電話会議を行い、29日に直接話し合いを行う模様だが、欧州中央銀行(ECB)は5月6日に、ギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)のヘアカット(担保価値の割引率)の引き上げを議論する。


30日には、ギリシャは賃金・年金の支払い17億ユーロを控えており、5月1日は国際通貨基金(IMF)への2.02億ユーロ(期限は5月6日)の返済、12日には7.8億ユーロの返済が控えている。


5月中にギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥り、グリグジット(Grexit:ギリシャのユーロ離脱)の可能性が高まった場合、「5月に売り逃げろ」というウォール街の相場格言が話題になることになる。《MY》

関連記事