高島屋とセーレン、化粧品事業の合弁会社「Dear Mayuko」を5月に設立

2015年4月21日 06:39

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繭糸(写真:高島屋の発表資料より)

繭糸(写真:高島屋の発表資料より)[写真拡大]

  • 眉糸の断面(顕微鏡写真)。中央が絹糸の「フィブロイン」、周りを覆っているのが「セリシン」
(写真:高島屋の発表資料より)

 高島屋とセーレンは17日、化粧品などの製造、販売を手掛ける合弁会社「Dear Mayuko」を5月下旬に設立すると発表した。

 新会社は、東京都中央区に本社を置き、資本金は4億9,000万円で、出資比率は高島屋が61.2%、セーレンが38.8%。

 セーレンは、絹糸を精錬する職人の白く美しい手を分析し、絹糸から溶け出していた「セリシン」という成分に着目した。その後、セリシンを高純度に抽出、精製する特許製法技術を確立し、機能性の研究を進めてきたという。

 Dear Mayukoでは、セリシンを使ったスキンケア、スカルプ(頭皮)ケア、ヘアケア製品などの企画、開発、販売を行う。

 新会社では「Dear Mayuko」ブランドの1号店を来年秋に東京都内で開業させ、2020年までに各地の高島屋内などに出店していくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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