株価2万円台、何となくいい気分になるが・・

2015年4月13日 10:50

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記事提供元:エコノミックニュース

 民主党の枝野幸男幹事長は日経平均株価が10日に一時15年ぶりに2万円台を回復したことに「下がるより上がった方がいい、そのこと自体は結構なこと」としながらも「それが大部分の国民の皆さんの実生活につながっていないのが2年あまり経つなかで一番の問題」と株価2万円台も大部分の国民の実生活に反映していないことは課題だとした。

枝野幹事長は「国民の年金のお金などをはじめ、間違いなくいわゆるPKO(プライス・キーピング・オペレーション)が事実上されており、そのなかで国民の皆さんの生活が良くなっていないのはなぜなのかということこそが、政治が一番正面から向かい合わなければいけない課題」と指摘した。

枝野幹事長は「株を持っていなくても何となくいい気分になるが、円安で輸出企業は儲かる一方、米価の下落や食料品をはじめ輸入に頼る多くの日用品の物価上昇などにより、多くの国民の暮らしは打撃を受けている」とも提起した。(編集担当:森高龍二)

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