大阪維新の会、上西議員を「除籍処分」

2015年4月5日 20:11

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 大阪維新の会の橋下徹代表は4日、維新の党の上西小百合衆議院議員を「大阪維新の会は除名した」と『除籍処分』にしたことを公表した。また維新の党も、党としての判断を4日中に行う予定だ。

 上西議員は今年度予算の採決を行う3月13日の衆院本会議を、病気を理由に欠席。その後、旅行に行っていたなどの報道があり、4月3日夜の記者会見で上西議員は「13日、本会議当日の数日前から嘔吐、腹痛、頭痛、悪寒をときたま発する状況で、採決に耐えうる状況ではなかった」と説明。

 上西議員は「医療機関の診断書を提出し、休暇を取らせていただいた。重要会議を前に体調管理できていなかったことは国民の負託を得た人間として甘さをお詫びする」としたうえで「14日は自宅療養。15日、(旅行していたとの報道があるが)旅行に出かけていた事実は決してない。仕事の一環だった」と旅行を完全否定した。

 しかし、本会議当日前から嘔吐などがあったとしながら、予算案の採決を行う本会議の前日に飲食店を数軒回っているなど、不可解で、国会議員としての資質や自覚が問われている。橋下代表は議員辞職を促したが応じなかったため、除籍処分した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
改革断行も身を切る改革には及ばず
大阪都構想が議会で否決 住民が望むのは「都」「府」よりも説明
分権に逆行の大阪都構想に今後も反対と社民
大阪都へ 2月から府と市で法定協議会始動か
大阪都構想に民意としては是と認識 官房長官

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事