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貧困対策、基金創設に「お門違い」=民主・岡田代表
記事提供元:エコノミックニュース
民主党の岡田克也代表は記者会見で、安倍晋三総理が子どもの貧困対策基金を民間資金で設けると発表したことに「かさ上げが必要なのは児童扶養手当。『母子家庭・父子家庭の2世帯に1世帯が貧困状態にあるのは国家としての恥』と私は(国会での)質問で申し上げたが、そうした状況をしっかり解消するには税をある程度投入していくしかないのに、安倍さんは子どもの貧困対策法を作るときにそのことを却下し、それに代わるものとして今回の民間の基金を言われている」と批判。
岡田代表は「国民運動としてやるのもいいが、国として最低限やらなければならないことを民間にお願いするのはお門違いではないか」とまず、国が税金を投入して、児童扶養手当の増額を図るなど、子どもの貧困対策に取り組むことが必要で、それを行って、民間への呼びかけだろうとの考えを示した。
岡田代表は「本当に大事なことはしっかりとやっていかないといけない。母子家庭・父子家庭の相対的貧困率が50%を超えているという現実をどう受け止めているかということを安倍さんに改めて問いたい気持ち」と提起した。(編集担当:森高龍二)
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