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EU、国ごとのコンテンツ制約を廃止する方針を決定。一方で反対意見も
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 EUの欧州委員会は先週、インターネット上での国境を越えたコンテンツやビジネスの提供を可能にするため、国によって閲覧できるサイトを制限する「ジオブロック」を廃止する方向で行くことに決めたという(ITWORLD、Frankfurter Allgemeine、Slashdot)。
EUは理論的には単一の市場となっているが、実際には国家方針の違いにより、特定のコンテンツやWebサイトなどは特定の国内では流通や閲覧できない。こうした制約を無くしていく方針だという。
しかし、こうした方針には反対意見も根強い。YouTubeの閲覧などに制約をかけている国の一つであるドイツのギュンター・エッティンガー氏は個人的な心情としてはジオブロックは嫌いとしつつ、文化の多様性を維持するためにはジオブロックは必要ではないかと主張した。またEUがこうしたジオブロック廃止を進めた場合、Googleに屈服させられる懸念もあるとしている。
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