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エコフライパンで一酸化炭素中毒のおそれ=製品安全センターが注意喚起
製品評価技術基盤機構製品安全センター(NITE)は、「エコ等をうたった鍋、釜、フライパン等」を使用する際にCO中毒を防止するよう、注意喚起している。
同機構によれば、エコ等をうたい、加熱性や保温性を高めたフライパン、釜等のガスこんろ上で使用する調理用製品について、使用中に一酸化炭素警報器が鳴動するといった情報が、最近4件報告されているという。いずれのケースも、人的被害や物的被害は発生していないが、一般的な構造のフライパン、釜等と比較して、構造上、排出されるCO濃度が高いため、CO警報器が鳴動したり、場合によっては死亡に至るおそれがあるという。
同機構はCO濃度が高くなる原因として、加熱性や保温性を高めるため、フライパンなどの底面の形状を、平面ではなくひだ状の構造(フィン)にしたり、釜の構造を、外枠(外釜)と内枠(内釜)といった二重構造にしていること等によって、供給されたガスの完全燃焼に必要な空気の供給が制限され、空気不足による不完全燃焼を引き起こし、CO濃度が上昇したものと推定している。
今回の注意喚起に関して同機構は、これらの製品について、現時点ではCO中毒等は発生していないが、使用環境、換気状況によっては死亡等の重大事故に至る可能性があるため、今回、緊急に注意喚起を行うことにした、としている。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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