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葛西臨海水族園、大型水槽にアカシュモクザメなどを投入へ
大型水槽で展示するクロマグロなどが相次いで死に、展示数が激減している東京・江戸川区の葛西臨海水族園では27日、展示回復に向けてアカシュモクザメなどを追加する計画を明らかにした(東京ズーネットの記事、毎日新聞の記事、YOMIURI ONLINEの記事、朝日新聞デジタルの記事)。
大量死の原因究明のために外部研究機関に依頼した病理検査で3検体から検出されたウイルスについては、大量死をもたらすウイルスではないことが確認されているという。原因の調査は引き続き行われるが、水槽の環境を安定させて段階的に展示機能の回復を目指していくとのこと。今後の予定としては、第1段階として3月31日にアカシュモクザメ2~3尾およびタカサゴ約500尾を追加。4月中旬には第1段階の結果をふまえてスマとハガツオを追加し、6月中に小さいサイズのマグロを追加することを予定している。投入するアカシュモクザメは体長70~80センチメートルの個体で、生き残っているクロマグロよりも小さいため捕食する危険はないという。また、アカシュモクザメとタカサゴはマグロと同じ病気にかかりにくいとのことだ。なお、大水槽では24日にクロマグロ1尾が死に、残りはクロマグロ1尾となっている。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | スラッシュバック | サイエンス
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