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海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」就役
あるAnonymous Coward 曰く、 海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦「いずも型」一番艦の「いずも」が25日就役しました(NHK)。
前級の「ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦」は全長197m、基準排水量13,950t、満載排水量19,000t、建造費1000億円だったのに比べ、武装やレーダー、ソナー等を簡略化して、全長248m、基準排水量19,500t、満載排水量27,000tと大型化するも建造費は1,200億円止まりと相対的にお得になっています。
これでも排水量40%規模の「あたご型ミサイル護衛艦」の建造費1,400億円よりは安価で、いかに武装や電子装備が高く付くかが分かります。
航空機運用専用化が進行する過程がうかがわれ、赤城・加賀が建造時20センチ砲を装備し、改装時に撤去したのに軌を一にしており、海自が過去に何ら学んでいないか、あるいはそうせざるを得ない要因の存在がうかがわれます。
実際最初のヘリコプター搭載護衛艦「はるな型」一番艦「はるな」建造開始が半世紀近く前の1970年、実際には軽空母装備は警備隊期(1952~1954)や第1次防衛力整備計画(1957制定)からの半世紀越えの引き継ぎ事項でしたから、正規空母装備妨害者との永い戦いは今なお続いている様です。
「いずも型」は恐らく日本海軍・海上自衛隊史上初めてデッキサイド式エレベータを装備した事も特筆すべき事項です(前部エレベーターはインボード式)。
しけがきついためか、日本海軍・海上自衛隊のデッキサイド式エレベータ嫌い、インボード式エレベータ偏愛は際立っていますが、それが今後是正されるか否か、この後部右舷デッキサイド式エレベータの運用実績が決めるのでしょう。
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