辺野古での作業「粛々と進める」菅官房長官

2015年3月24日 11:17

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 沖縄県の翁長雄志知事が米軍普天間飛行場代替として名護市辺野古で進む現場海域での施設建設準備作業を7日以内に停止するよう沖縄防衛局に23日指示した。

 翁長知事は防衛局が従わない場合には岩礁破砕許可の取り消しを行い、工事阻止を目指す考え。

 菅義偉官房長官は23日の会見で岩礁破砕許可の取り消しも行うとの知事の姿勢について「報道などで承知しているし、仮定のことなのでコメントは控えたい」としたうえで「沖縄県漁業調整規則等を踏まえて(県と防衛局との間で)十分な調整を行ったと報告を受けている。この期に及んで報道されているようなことが検討されているとすれば甚だ遺憾だ」と知事の対応を懸念した。

 そのうえで、菅官房長官は「法律に基づいて粛々と進めていく。全く変わりない」と改めて代替施設建設準備を進めていくとの政府の意思を強調した。

 また、工事について、菅官房長官は「国が勝手にやったことではなく、沖縄県と調整し、許可を得て行っていること」とも述べた。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
政府に求められる沖縄県民と向き合う勇気
政府対地元自治体の構図を懸念 辺野古
辺野古での海底ボーリング調査 昨秋以来の再開
夏ごろ着手の意向を改めて示す 辺野古で防相
承認に基づき粛々と進めていく 辺野古で菅長官

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事