英国が「国外に移転された所得」への課税を4月1日から施行、Googleなどをターゲットに

2015年3月20日 17:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 イギリス政府のジョージ・オズボーン財務相は18日、いわゆる「Google税」を4月1日から施行することを正式発表した(BBCBusinessnewslineSlashdot)。

 この税の正式名称は移転利益課税(Diverted Profits Tax)で、租税回避策によって国外に移転された所得を課税の対象とするもの。GoogleなどのIT企業が、法人税の低いアイルランドなどに所得を移転することで、法人税の納税金額を抑えようとする動きに対抗する。

 企業が法人税を低く抑えるために所得を海外に移転させた場合、移転所得に対して21%となっているイギリスの法人税率よりも高い25%の法人税率が科せられる。なお、課税の対象となるのは、2億5000万ポンド以上の売上高を計上している大企業に限定される。

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