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国境なき記者団、特定ニュースサイトの検閲対策にAmazonなどを利用したミラーサイトを運営
taraiok 曰く、 ネット上で特定のサイトをブロックするといった検閲を行う国が増加している。その代表的な例が中国だが、国境なき記者団が検閲対策として、検閲を行っている国からブロックされている九つのWebサイトをミラーして運営することで、公平なニュースへのアクセスを提供しようとしているという(BetaNews、Slashdot)。
中国ではチベットポスト、イランではGooya Nwsなどがブロックされているとのことで、検閲で妨げられることの少ないAmazonやMicrosoft、およびGoogleのサーバーでこのようなサイトのミラーサイトを運営しているそうだ。ミラーサイトのアクセス妨害は可能だが、これらサーバーはこれ以外にも多くのサービスで使用されているため、これをブロックするとほかのサービスにも大規模な影響を与える可能性が高い。またキーワード・ブロッキングを防ぐための暗号化も準備中だという。
現在、国境なき記者団は、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、中国、キューバ、イラン、アラブ首長国連邦、バーレーン、およびサウジアラビアをインターネットの敵として認定している。
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