日立、5財団を合併し「日立財団」を発足 人づくりや学術・科学技術の振興などを展開

2015年3月16日 12:48

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 日立グループは16日、同グループが支援する5つの公益財団法人、小平記念日立教育振興財団、倉田記念日立科学技術財団、日立環境財団、日立国際奨学財団、日立みらい財団を4月1日付で合併し、公益財団法人日立財団(日立財団)として新たに発足することを決定したと発表した。

 現在活動する5財団は、1967年に倉田記念日立科学技術財団が設立されて以降、1980年代にかけて、歴代経営幹部の志により設立された5つの財団が母体である。各財団では、設立以来48年にわたり、社会の発展の基礎とも言える家庭教育の振興、健全な青少年の育成、科学技術の振興、環境保全に関する啓発や技術の普及、アジア諸国の人材育成への支援など、それぞれの財団設立時の理念を大切にしながら事業に取り組み、社会に貢献してきた。

 新たに発足する日立財団は、これまでの各財団の理念を継承しつつ、より社会のニーズに応じた事業を展開していく。また、今後も社会イノベーション事業を通じて社会に貢献するという日立グループのCSR・社会貢献の方針の下、5財団のみならず日立グループがこれまで蓄積してきた経験・ノウハウを生かしながら、①人づくり、②学術・科学技術の振興および環境保全の推進、③地域コミュニティの支援、を重点分野とし活動する。これまでの事業をベースに、今後活動をさらに発展させ、広く社会に貢献できるような事業内容を検討していく計画である。

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