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米連邦航空局曰く、趣味のドローンで撮影した動画をYouTubeで公開したら商用ドローン扱いになる
米国・フロリダ州の男性が趣味のドローンで撮影した動画をYouTubeで公開していたところ、ドローンの商用利用にあたるとの通知が連邦航空局(FAA)から届いたそうだ(Motherboardの記事、本家/.)。
FAAではドローン(無人航空機システム: UAS)を航空機として規制の対象にしている。ただし、趣味や娯楽で飛ばすUASに関しては、飛行高度や飛行範囲、機体重量などに制約はあるものの、模型飛行機として緩やかな規制が適用される。模型飛行機でも動画や写真の撮影は認められているが、撮影で報酬を得たり、撮影したものを他人に販売したりすると商用扱いとなってしまう。男性の場合、動画を広告付きのYouTubeページで公開しているとの告発がFAAにあり、調査の結果商用とみなされたようだ。なお、男性は広告収入の得られる方法でYouTubeに動画を公開していたものの売り上げは1ドルに満たず、今のところ実際にGoogleからの支払いは受けていないとのこと。
FAAによれば、ドローンの使用に関する告発を「競合他社」がすることがよくあるそうだ。また、FAAの調査担当者向けガイダンスでは最初に書面で通知を行い、その後の手続きを行うように説明されているが、広告に関する記述はないという。そのため、なぜ担当者が男性に通知を送ることになったのか、引き続き調査を行うとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | YRO | YouTube | 娯楽 | IT | アメリカ合衆国 | 政府
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